支払 督促
- 単純承認・限定承認・相続放棄
被相続人に多額の負債などがあっても相続人は自己の財産から支払う必要はありません。プラスの財産とマイナスの財産のどちらが多いかわからない場合に有効となる手段です。ただし、限定承認は相続人が全員共同で行う必要があり、手続きも面倒ですので、あまり利用されていません。 ■相続放棄財産上プラスとなる財産もマイナスとなる財産...
- 債権回収の流れ
「借金を返してくれない」「給料が支払われない」「家賃を払ってくれない」など、お金をめぐる紛争は決して少なくありません。こうした紛争を速やかに解決するためには、ときに裁判所の手を借りながら、ケースに応じて適切な手続きを取ることが重要です。 相手方に対し、まずは口頭や通常の通知、あるいは内容証明郵便による請求を行うこ...
- 任意回収とは
返済されない借金を回収したい場合、裁判所を通した強制回収ではなく、裁判所を介さずに相手方に支払を請求する手段を選ぶこともできます。これが任意回収です。任意回収は強制回収に比べ、一般に簡便で速やか、費用もあまりかけずに行うことができます。 しかし、相手方と衝突せずに解決できるケースばかりではないため、強制回収を見越...
- 支払督促とは
貸したお金、家賃、賃金などが支払われない場合、裁判所に申立てをすることで、相手方に支払いの催促をすることができます。これを支払催促と呼びます。 支払催促の流れは大まかに以下の通りです。まず債権者は支払督促申立書を作成し、簡易裁判所に直接または郵送で提出します。すると裁判所は申立書を審査し、請求に理由があると認めら...
- 訴訟(仮差押・仮処分)
貸したお金、家賃、賃金などが支払われない場合、強制的にでも債権を回収するには、訴訟を起こし、その判決に基づいて財産の差押えなどの強制執行を行うことができますが、裁判を起こしてから強制執行を実施するまでには長い期間が必要です。 その間に、たとえば債務者が自身の財産を第三者に譲渡するなどして、結果的に債権が回収できな...
- 債権差押の手順
たとえば不動産の場合、まずは差押えの対象となる不動産を記載した申立書面(民事執行規則21条)に、執行力のある公の文章(確定判決や仮執行宣言付判決、仮執行宣言付支払催促などの債務名義)を添付して、裁判所に強制執行を書面で申立てることになります。これをうけて裁判所は強制競売の手続を開始する決定をし、債権者のためにその...
- 強制回収
借金をなかなか返済しない相手に対し、強制力をもって債権の回収をしたいと思ったとき、債権者みずからが力尽くで相手に支払いを強制することはできないため、裁判所の手を借りることになります。強制執行手続です。 強制執行にはまず、自分の権利を公的に証明するものが必要となります。それが債務名義と呼ばれるものです。債務名義は、...
- 借金の時効
また、貸主が裁判を起こす、あるいは内容証明郵便によって借金の支払いを請求した場合にも、時効の完成が猶予されます(時効の完成猶予、改正民法153条)。 時効の期間については、2017年の民法改正(2020年4月1日施行)によって少し変更が加えられました。従来は債権の種類によって様々な期間を定めていたため、借金につい...
- 債権回収を弁護士に依頼するメリット
たとえば、内容証明郵便による請求を行い、債務者が交渉に応じた場合は、支払方法などについて話をまとめ、公正証書を作成することなどがあります。 とはいえ、債務者が交渉をしても支払いに応じるとは限りません。その場合を踏まえ、交渉過程を残した書面をはじめ、公正証書の作成、可能であれば抵当権の設定や連帯保証人の確保なども行...
- 建物明け渡し・立ち退き
そして中には、契約時に定めた家賃をいつまでたっても支払わない悪質な入居者も存在します。そのような入居者に対して大家さんは、賃貸借契約を解除し「建物明け渡し・立ち退き請求」を行う事が可能とされています。 ただし、いかなる場合にも賃貸借契約の解除や建物明け渡し請求が行える訳ではありません。賃貸借契約の解除を行うために...
- 借地権
借地権を利用するメリットとしては、通常の不動産を購入するよりも安価で済む、土地に対する固定資産税などの税金等を支払わなくても良い、などといった点が挙げられます。また、借地権を設定したまま借地権付きの建物として、不動産を売買することも可能です。一方のデメリットとしては、元々土地を持っている地主さんに対し様々な使用料...
- いすみ市で弁護士をお探しの方へ初回法律相談1時間5000円(税別)
債務者の財産がいくらあるのかといった情報を得たり、相手に誠意を持って支払ってもらったりということは、簡単ではありません。弁護士に債権回収を依頼すれば、法律上の手続きに則って確実に債権回収を進めていくことができるほか、相手に対する心理的なアプローチとしての有効性も期待できます。 ■不動産トラブル隣人とのトラブルや、...
- 強制退去の流れ
①賃料の支払いや苦情などの改善を根気よく呼びかける。まずは、口頭や手紙で賃料の支払いや苦情の原因の改善を呼びかけることで裁判を起こす前にできる限り話し合いによる解決を目指しましょう。また、賃借人に対するこれらの呼びかけに応じない場合は、保証人に対しても賃料請求などを呼びかけましょう。ただし、この場合、賃借人に対し...
- 債権回収会社(サービサー)と弁護士どちらに債権回収依頼をしたほうがいいか
承認を受けることで特定金銭債権以外の債権も取り扱うことが可能なのですが、それは支払案内の送付といった業務に限られ、実際の回収業務は出来ないように法律で制限されているのです。よって、売掛金などの債権の場合は弁護士に相談することをおすすめします。一方で、貸付債権などの場合はサービサーを利用することも出来るため、そうし...