不動産

不動産に関するトラブルはさまざまなものがあります。
それらを大きく分けると物権的なトラブルと債権的なトラブルの2つに大別することができます。

物権的なトラブルとしては、主に不動産に関する権利関係のトラブルが挙げられます。
不動産売買における二重譲渡、共有関係、境界トラブル、抵当権などが典型的なトラブルの例となっています。
不動産は登記制度によって権利関係を画一的に処理しているため、物権的なトラブルに発展してしまった場合には、当事者間での解決が難しくなってしまうことが非常に多くなっています。
また、共有関係に関しては相続の発生によって、各相続人の勝手な権利行使や第三者への持分権の無断譲渡など、当事者が多くなり複雑化しやすいものとなっています。
債権的なトラブルとしては、主に不動産をめぐる契約の内容に関するものが挙げられます。
不動産の売買においては、不動産に何かしらの欠陥があったような場合や契約時に聞いていた面積よりも小さいといったようなトラブルが発生することがあります。
また、不動産のトラブルが発生しやすい契約が賃貸借でしょう。
賃料の支払いや無断転貸、原状回復義務、費用償還、敷金請求など不動産をめぐる契約の中でもトラブルの発生する原因が至る所にあります。

債権的なトラブルに関しては、当事者間の話し合いによって解決するパターンも少なくはありませんが、契約書の内容や条項の解釈をめぐってトラブルが発生してしまった場合には、法律に詳しくない一般の方同士では水掛け論となってしまいがちです。
そのため、トラブル時にはなるべく早い段階で弁護士に相談することをおすすめします。

しおかぜ法律事務所では、不動産に関するご相談を承っております。
お困りの方は一度ご相談ください。