相続

相続とは、ある方がお亡くなりになった際に、その方が生前有していた権利・義務が相続人の方に受け継がれることをいいます。
相続人には、お亡くなりになった方の配偶者や子、両親等の直系尊属、兄弟姉妹といった方が該当します。
これらの方のうち、配偶者は必ず相続人になるものとされていますが、配偶者以外の方に関しては、相続順位に従って相続人になることができるかどうかが決まります。
相続順位は、子、親、兄弟姉妹の順番であり、自分よりも上の順位の相続人が1人でもいる場合には相続人となることができません。

相続の対象となる財産(相続財産)には、原則として、亡くなった方が生前に有していた権利・義務は全て相続財産に当たり、現金や預金に加えて、株式や借地権、知的財産権、借金などの債務なども相続財産に含まれます。

相続を行うためには、相続財産のうちの何を誰がどのくらい相続するのかを、遺言や相続人間の協議によって決定していく必要があります。
この手続きを遺産相続手続きと呼び、相続人間の協議のことを遺産分割協議と呼びます。

遺産相続手続きは期限が定められている申告等も多く、また、多種多様な手続きを行わないといけないことから、相続人の方のみで手続きを行うと大変な労力と時間を割くこととなります。
また、遺産分割協議は、各相続人の利害関係が対立することから、第三者の関与が重要となります。
相続に関することでお困りの際は、しおかぜ法律事務所にご相談ください。